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<丸森和紙>初すき 出来上々

伝統の製法で丸森和紙をすく宍戸さん

 400年以上の伝統を持つとされる丸森和紙の初すきが、丸森町北沢の宍戸信成さん(77)の手すき和紙工房で行われている。
 原料のコウゾを溶かした水の中で型枠を動かして引き上げ、薄い紙にすく。重しをして3日ほどかけて水を切り、乾燥させる。作業は2月末まで続く。
 丸森和紙は冬場の農家の収入源として盛んに作られたが、戦後は大量生産の紙に押され衰退した。伝統の技を受け継ぎ生産を続けるのは町内で宍戸さんだけになった。東日本大震災で相馬市など沿岸部の書道家たちからの注文が減り、今も回復していないという。
 宍戸さんは「新年になって寒くなり、引き締まったよい紙ができる。間もなく震災6年で、復興を祈りたい」と話した。
 受注生産が多くを占めるが、町内の斎理屋敷でも販売する。連絡先は宍戸さん0224(72)6425。


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2017年01月09日月曜日


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