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<高校サッカー>青森山田 縦突く速攻

青森山田―前橋育英 後半20分、青森山田のGK広末が相手のシュートを好セーブ

 サッカーの全国高校選手権最終日は9日、埼玉スタジアムで決勝が行われ、青森山田が前橋育英(群馬)を5−0で下し、初優勝を果たした。
 さすが「王者」だ。青森山田は、したたかな戦い方で初優勝をもぎ取った。前橋育英の人数を掛けた攻撃を阻み、少ない好機を着実に生かして5得点。先制ゴールの高橋は「自分たちのサッカーをすれば勝てる」と誇らしげだ。
 シュートは前橋育英より少ない8本。前半開始早々に押し込まれる悪い流れを、縦への速攻で断ち切った。前半23分、嵯峨のロングパスを敵陣深くの右サイドで鳴海が受けてクロス。ゴール前のスペースに飛び込んだ高橋の低いボレーは相手DFに当たってゴールネットを揺らした。
 「絶対にふかしてはいけないと、抑えてシュートを打った」と高橋。冷静な判断で試合の主導権を握った。
 GK広末のロングフィードも武器となった。「(1トップの)鳴海の胸を意図的に狙った」。左太もも付け根を痛めながらも正確なキックで前線に起点をつくり、前半終了間際の嵯峨の得点や後半12、14分の鳴海の連続ゴールにつなげた。
 逆境をはねのけた力の源は経験値。全国の強豪校やJユースチームと戦いを重ね、「全てに磨きをかけないと駄目」(黒田監督)と学んだ。どんな状況にも対応できる多彩な戦術を習得し、雪の中で走り込んで粘り強さと体力を培った。
 昨夏の全国総体は準決勝敗退したが、今大会は5戦で20得点2失点と他を圧倒。2冠に加え、高橋はJ2千葉、広末はJ1F東京入りが内定するなど、イレブンは成長した。「次は(全国総体を含む)3冠が残っている。後輩たちは狙ってほしい」と広末。王者のバトンは次のチームに託された。(原口靖志)

<FW佐々木快(後半41分に途中出場してチーム5点目となるゴール)>
 「とにかくゴールを決めたかったのでうれしい。入って良かった。全国選手権では初得点。自分は(運を)持っているなと思った」

<DF檀崎竜孔(1年生ながら唯一試合に出場)>
 「何もできなかったが、1年目から出してもらい、ピッチの上で優勝を経験できて良かった。宮城県(名取市)出身者として、今後も東日本大震災の被災地の方々を勇気づけられたらうれしい」


2017年01月10日火曜日


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