青森のニュース

<高校サッカー>青森山田 豪雪ハンディ力に

 2冠の味は格別だった。高円宮杯U−18チャンピオンシップに続く日本一。「監督を始めて22年、この素晴らしい日を迎えられた。豪雪地帯の中で選手が成長してくれてうれしい」と目を潤ませた。

◎全国高校サッカーで初優勝した青森山田監督 黒田剛さん

 大体大を卒業後、北海道のホテル勤務や高校のコーチを経て、1994年に青森山田のコーチ、翌年から監督を務めた。当時は部員20人弱で、グラウンドもラグビー部と共用。冬場は雪に阻まれるハンディを「雪のない地域のチームに勝つ」と力に変えた。
 雪上ランニングや雪かきで体力を培い「早くサッカーをやりたい思いを春に爆発させる」と前向きな姿勢を植え付けた。「やりたくないことをやらせる」を信条に、私生活を含め規律を重んじた。
 「守備をサボらずに走り回るのは選手にとってやりたくないことだが、怠ると結果につながらない。規律の中で細部まで意識を高めていくのが教育だ」。現在の部員は164人。輩出したプロ選手はMF柴崎岳選手(J1鹿島)、DF常田克人選手(J1仙台)らに、J1F東京に内定したGK広末陸選手、J2千葉に進むMF高橋壱晟(いっせい)選手を加えると30人に上る。
 モットーは自分で考えた「百戦百打、一瞬の心」。「どんなに攻めても勝負は一瞬で決まる。(シュート)一本中の一本に集中してほしい」との思いを込めた。理想を選手たちが体現してつかんだ栄冠。「一秒も無駄のない日々を送る大切さを信じ続けた成果」と教え子をたたえた。
 長男の凱さん(3年)もサッカー部員。保健体育教諭。系列の青森山田中の教頭も務める。札幌市出身。46歳。


2017年01月10日火曜日


先頭に戻る