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「古代の官道」松原街道 ぶらり歴史に出合う

散策ルートを紹介する「ぶらり松原街道の散歩道」

 宮城県仙台市宮城野区東仙台地区の住民団体「東仙台耀(かがや)きクラブ」が、道しるべの石柱や由緒ある寺社など地域の名所、旧跡を紹介するリーフレット「ぶらり松原街道の散歩道」を作製した。1500部を印刷し、配布を始めた。街歩きの供にしてもらおうと、約1時間半の散策ルートを提案している。
 松原街道は、古代の官道「東山道」とされ、藩制時代に仙台市中心部と塩釜神社を結んだ塩釜街道の一部。東仙台地区内で南西から北東に走る。かつて数百本の松並木があったことが名称の由来。松並木は太平洋戦争末期に伐採され、燃料用に供出された。
 リーフレットは、JR仙石線陸前原ノ町駅と東北線東仙台駅からそれぞれ出発する2コースを紹介。陸前原ノ町駅出発のコースは「西 御城下」「北 塩釜松島」と彫られた道しるべの石柱や、水難事故防止を祈願した波切不動尊などを訪れる。
 東仙台駅出発のコースは仙台藩士が正月に行進した際に藩主が閲兵の陣を張った「御立場(おたちば)」、湯豆腐が街道の名物だった「中の茶屋」の菅野家、作家の故井上ひさしさんが少年時代を過ごした児童養護施設「ラ・サール・ホーム」を巡る。
 クラブは2012年に発足し、住民ら15人で活動する。15年3月には「東仙台歴史探訪の会」として、東仙台の歴史をまとめた冊子「地元学 伝えたい東仙台」を発刊した。
 石川勇雄代表は「東仙台は国鉄駅名に由来する新しい地名だが、松原街道は1400年の歴史がある。過去が重層的に積み重なった懐の深い地域だ」と魅力をアピールする。
 リーフレットは市内の各市民センターで無料配布している。連絡先は事務局の市東部市民センター022(237)0092。


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2017年01月11日水曜日


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