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<震災5年10カ月>望み捨てず不明者捜す

捜索する河北署員=石巻市尾崎
崖地で手掛かりを捜す南三陸署員=南三陸町歌津

 東日本大震災から5年10カ月の11日、宮城県内で行方不明者の一斉捜索が行われた。南三陸署は南三陸町歌津の尾崎地区で、河北署は石巻市尾崎の旧長面漁港などで不明者の手掛かりを捜した。
 南三陸町の行方不明者は212人(うち歌津地区42人)。南三陸署の署員7人は、海に向かって黙とうをささげた後、津波が駆け上がったとみられる崖地でレーキで草木をかき分け、手掛かりがないか目を凝らした。
 復興事業が進んだことで、捜索場所が限られている。尾崎地区での捜索は住民からの提案を受け、震災から3回目の実施。今後の捜索について伊藤記之地域課長は「海岸防潮堤の工事で土を掘り起こす際などに協力を促し、効率的な捜索を目指す」と話した。
 石巻市の行方不明者は425人(うち河北署管内181人)。河北署は署員5人が、旧長面漁港から旧長面海水浴場までの海岸沿い約800メートル区間を捜索。冷たい風が吹き付ける中、流木や漁具、タイヤなどの漂着物の山をレーキでかきわけた。
 捜索に当たった署員は「震災から間もなく6年になるが、望みを捨てずに手掛かりを捜し出したい」と話した。


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2017年01月12日木曜日


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