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水門閉鎖を衛星回線で制御 岩手県7月運用

 岩手県は11日、津波や水位上昇に備え、海岸や河口近くの水門閉鎖作業を衛星回線で自動制御できるシステムについて、今年7月に一部地域で運用を始める方針を明らかにした。防潮堤の建設工事に合わせ順次導入し、2019年度内に沿岸全域での運用を目指す。
 同日の県議会県土整備委員会で説明した。4月に大船渡市の合足(あったり)海岸にある水門で試験運用を開始。7月には同海岸のほか、宮古市の神林海岸と高浜海岸にある水門など計8基で本格運用を始める。
 津波注意報や警報の発令を伝える全国瞬時警報システム(Jアラート)が作動すると、県庁や釜石市の県合同庁舎に設けた統制局が受信。水門や防潮堤の通り抜け部分計158カ所に衛星回線で閉鎖信号が送信され、自動で閉まる。水門閉鎖の際にはサイレンや遮断機で住民らに注意を促す。
 東日本大震災では、手動で閉鎖作業に当たった消防団員48人が犠牲になった。県は教訓を踏まえ、危険な場所に向かう必要がないようシステム整備を進めていた。整備費は約68億円。保守管理に年間1〜2億円程度を見込んでいる。


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2017年01月12日木曜日


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