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山菜出荷の秋田「集落ネット」第2の起業

秋田県内で採れる山菜やきのこを紹介する元気ムラのカタログ

 秋田県は、天然の山菜、キノコの収穫や出荷を手掛ける県内の集落が参加する組織「集落ネットワーク」を法人化する。これまでは県が窓口になって注文を取りまとめ、品目や出荷量に合わせて各集落に発注していた。県から独立することで、商品開発や販売の自由度を高めるのが狙い。本年度中に法人を設立して参加集落を募り、2018年度に全業務を移管する予定だ。
 ネットワークが出荷事業を本格的に始めたのは13年度。現在は9市町村の14集落が参加する。各集落で採れた天然のミズ、ネマガリタケ、マイタケ、ナメコなどを「あきた元気ムラの山菜・きのこ」のブランド名で首都圏の飲食店や高級スーパーに出荷している。
 ネットワーク事務局の県活力ある集落づくり支援室が注文を受け、収穫できる量や旬に合わせて各集落に出荷を依頼する。県南と県北で旬がずれることを利用し、単独の集落よりも出荷期間を長くできる。売り上げは徐々に伸び、15年度は約900万円に上った。
 県の構想では、支援室が行っている品質管理や販売、出荷の事務作業を法人に移管。法人は安定した収入が得られるよう、塩漬けや水煮に加工して出荷する取り組みを強化する。ミズの葉など、これまで使っていなかった資源を生かした新商品の開発も目指す。
 法人はNPOや社団法人、株式会社を検討している。17年度は出荷者への研修などを法人が担い、18年度後半に業務を完全に移管したい考え。その間、県は商品開発や販売促進に助言するなど側面から支援する。
 支援室の担当者は「山菜が採れる場所やおいしい食べ方の知識を持った人が地域にはたくさんいる。県がサポートしながら法人化を進め、地域を盛り上げたい」と話す。


関連ページ: 秋田 経済

2017年01月13日金曜日


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