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<原発ADR>東電 浪江の高齢者と初の和解へ

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県浪江町の住民約1万5000人が慰謝料の増額を求めた和解仲介手続き(ADR)で、東電は12日までに、75歳以上の高齢者1人に対し、和解案を受け入れる意向を示した。東電はこれまで一貫して拒否しており、和解の受け入れは初めて。
 原子力損害賠償紛争解決センターが示していた和解案は、1人月10万円の慰謝料に一律5万円を上乗せし、75歳以上にはさらに3万円増額する内容。東電の担当者は「個別事情を考慮した。今後も手続きにのっとり真摯(しんし)に対応する」と話した。
 町は2013年5月、町民の代理人となり、慰謝料を1人月35万円に増額するようセンターに申し立てた。センターが14年3月に提示した和解案に対し、東電は「浪江町民というだけで一律増額は認められない」などと再三拒否していた。


2017年01月13日金曜日


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