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<仙台初売り>駅周辺に勢い 売り上げアップ

福袋を買い求める人でにぎわった売り場=2日、仙台市青葉区の仙台三越

 東北の大型店が実施した今年の初売りは、前年を上回る売り上げとなったケースが目立ち、幸先の良いスタートとなった。JR仙台駅周辺は、新たな大型商業施設の開業効果もあり、売上高だけでなく若者を中心に来店客数が増え、にぎわった。
 駅ビルのエスパル仙台店とエスパルU、昨年3月開業のエスパル仙台東館では、全体の売上高が前年比3割増となった。3施設で計約8300個用意した福袋もほぼ完売。3日に始まったバーゲン効果もあり衣料品と雑貨がよく売れた。
 東館開業と同時に東西自由通路がリニューアルされ、駅の東西を結ぶ動線の利便性が大幅に向上。エスパル仙台店の担当者は「駅前の買い物の選択肢が広がり、多くの人が回遊する形になったようだ」と分析した。
 駅西口の仙台パルコでは、2日の開店前に前年を上回る5000人以上が列をつくった。昨年7月に開業した仙台パルコ2は約700人。関係者は「相乗効果で前年より売上高が伸びた。本館で買い物をした後、パルコ2に流れる人も多かった」と話した。
 イービーンズは売上高が前年比5%増、客数が11%増だった。10代〜20代前半の女性向けのアニメ商品やファッション、雑貨が好調で、各テナントの福袋はほぼ完売した。
 仙台市内の3百貨店のうち、駅前のさくら野百貨店仙台店は、ファッションやスポーツ用品などのテナントが若者に人気。来店客数は前年を上回り、売上高も前年並みを確保した。
 駅前以外では、藤崎は客数が前年比4.1%減となったが、売上高は2.6%増えた。人気ブランドの福袋はすぐに完売。体験型福袋も用意した数を上回る申し込みがあった。担当者は「高くてもいいものを買いたいとの心理が年々強まっている」と話した。
 仙台三越は売上高、客数とも前年並み。衣料品の福袋が売れたほか、限定1人の2017万円のカラーダイヤ福袋や限定5台の新型車も完売し、藤崎同様、高額商品に勢いがあった。
 宮城県以外では、百貨店の川徳(盛岡市)が売上高、客数とも7%増。衣料品は、2日から同時開催したクリアランスセールの効果が見られた。福袋は菓子など食品関係の売れ行きが良く、用意した約1万9000個を完売した。
 イオンは東北43店舗の売上高が前年を若干上回った。特に仙台市内の3店は前年より1割近く伸びた。担当者は「今年は正月休みが3日までしかなく、仙台では初売りに合わせて買い物をする人が集中したのではないか」と説明した。


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2017年01月14日土曜日


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