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<世界地震工学会議>仙台で20年9月開催

ポルトガル・リスボンで2012年に開催された第15回会議。世界各国の専門家が集う

 世界各国の地震関連の専門家が4年ごとに集う大型国際会議「第17回世界地震工学会議」が2020年9月に仙台市で開かれることが13日、決まった。3000人以上の科学者や技術者が参加し、防災や減災の技術的課題を議論する。開催時期は「復興五輪」を理念に掲げる東京五輪・パラリンピックの直後に当たり、東日本大震災で培った防災文化を改めて世界に発信する機会となる。

 第16回会議が開かれているチリ・サンティアゴで12日(日本時間13日)、国際地震工学会の総会があり、40カ国の代表による投票で次回開催都市に仙台が選ばれた。日本では、1960年と88年にともに東京と京都市の2都市で開かれて以来、3回目の開催となる。
 日本地震工学会の提案書によると、期間は20年9月14〜18日の5日間で、メイン会場は青葉区の仙台国際センター。研究発表や討論などの学術会合に加え、企業約300社の出展を見込む防災機器展示会「Bosai EXPO」も開く。
 日本地震工学会は人口増や都市化で社会の地震リスクが世界的に高まっているとして、日本の知見や首都直下地震への備えを国際的に共有する意義を掲げて招致活動を展開。仙台市と政府も、復興の進む被災地を世界にアピールする好機と捉え、活動を支援した。
 総会に出席した伊藤敬幹仙台市副市長は取材に「防災分野での仙台の知名度と各国からの期待の高さを改めて実感した。防災力の高い都市づくりの取り組みを世界に発信する絶好の機会になる」とコメントした。
 仙台市は防災による国際的な都市ブランドの確立を目指している。市では15年に第3回国連防災世界会議があり、ビルド・バック・ベター(被災前より災害に強い復興)などの考え方を盛り込んだ30年までの国際指針「仙台防災枠組」が採択された。今年11月から防災戦略を議論する国際会議「世界防災フォーラム(仮称)」が隔年で開かれる。


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2017年01月14日土曜日


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