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<釜石艦砲射撃>犠牲者の情報提供求める

市内の地区生活応援センターなどに張り出された名簿

 岩手県釜石市が取り組む太平洋戦争末期の艦砲射撃犠牲者の再調査で、市は犠牲になった可能性のある206人の氏名を公表している。名簿を市役所など市内13カ所に掲示し、ウェブサイトにも掲載。遺族らに広く情報提供を呼び掛ける。
 1945年7月と8月の艦砲射撃の犠牲者数について、市発行の「釜石艦砲戦災誌」は753としているが、1050とする民間調査結果がある。
 戦災誌に掲載されていない人のうち、戸籍や遺族の情報がなく犠牲者かどうか判断できない206人を初めて公表した。
 再調査は2009年度に本格化し、東日本大震災による中断を経て15年度に再開。民間調査で判明した人の本籍地の自治体に戸籍謄本を請求し、死亡日を確認するなどの方法で進めてきた。本籍地が不明な場合は手掛かりがないため、難航している。
 約1カ月前に公表して以来、数件の情報が寄せられた。市は本年度中にできる限り犠牲者を確定させる方針。地域福祉課は「再調査では遺族らの証言が一番重要。釜石で艦砲射撃の犠牲になった可能性がある人に心当たりがあれば、名簿を確認してほしい」と求める。


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2017年01月14日土曜日


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