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<遠隔診療>タブレット活用 湯沢市が実験

自宅にいながらパソコンの画面を通して医師の診察を受ける患者(左下)=湯沢市提供(写真を一部加工しています)

 秋田県湯沢市は、医師がパソコンやタブレット端末の画面を通して患者を診察する遠隔診療の実証試験を始めた。市内山間部の皆瀬地区を中心に、診療所の常勤医が不在となっている過疎地などでの医療サービス向上を目指す。
 通院が困難な患者宅に往診する医師の負担を減らし、対面式と同程度の診察を可能にするのが狙い。看護師がタブレット端末などを患者宅に持参し、テレビ会議システムや血圧計など無線送信機能付きの各種測定機器が使えるよう準備して、遠隔診療をサポートする。
 実証試験初日の昨年12月17日は、同市の小野崎圭助医師が医院にいながら、自宅にいる70〜90代の患者5人を診察した。
 体温や血中酸素濃度、血糖値、血圧などの測定データは、患者が使うタブレット端末などに自動で無線送信された後、医師の使用する端末にインターネット回線を通じて即時に届く。医師は測定されたばかりの患者のデータを参照しながら、画面を通して患者に診察結果や処方薬を説明できる。
 実証試験は、寝たきりや在宅での酸素吸入が必要な患者など11パターンの患者を1人ずつ選んで実施。患者宅だけでなく、常勤医師が不在となっている診療所で訪れた患者の遠隔診療も試験的に実施する予定。
 市健康対策課の鈴木知課長は「医療費の支払い方法など導入する上で起こり得る課題を事前に把握し、早期解決を目指しながら実証試験を進めていきたい」と話している。
 実証試験は2月末まで行い、7月ごろの本格導入を目指す。


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2017年01月14日土曜日


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