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基準60倍の鉛 山形・河北の工場跡地で検出

鉛が検出された塗装関連工場跡地。一帯は人が立ち入らないようフェンスで囲われている

 山形県河北町の花ノ木工業団地の塗装関連工場跡地(約3000平方メートル)の一部から、土壌汚染対策法で定められた基準(土壌1キログラム当たり150ミリグラム以下)の60倍を超える鉛が検出されていたことが13日、分かった。町はこの土地を宅地造成する方針だが、鉛が検出されたことで計画は宙に浮いている。
 町が2019年度の宅地造成着手を前に、業者に委託して昨年4月と7月に行った調査の結果、塗装関連工場跡地の一部区画の深さ1.5メートルの土壌から1キログラム当たり9800ミリグラムの鉛が出た。このため、町は昨年12月末、人が立ち入れないようフェンスで囲い、ブルーシートで土壌を覆った。
 土地の管理、販売を行う町土地開発公社によると、影響があるとされる土地の1300立方メートルの土を入れ替える場合は億単位の費用がかかる。
 団地は総面積約19ヘクタールで、現在11社の工場が操業する。町は塗装関連工場跡地を含む国道347号西側約2.4ヘクタールを工業用地から宅地へと用途変更する申請を山形県に出し、16年3月に認められた。
 塗装関連工場は、工業団地内で1997年から操業していた。「悪臭が出る」との地区住民からの苦情を受けて02年に移転した。移転前に町が行った土壌調査でダイオキシンは基準内だったが、六価クロムや鉛などの重金属類が基準を超えて検出されていた。
 土地開発公社の真木邦弘常務は「宅地として売り出すなら万全の準備をしなければいけない。土の入れ替えや表層をコンクリートで覆うといった安全対策を検討したい」と話した。


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2017年01月14日土曜日


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