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猊鼻渓のホテルにイスラム礼拝所 誘客促進へ

完成した礼拝所で祈りをささげるイスラム教徒の女性

 猊鼻渓(げいびけい)の船下りを提供する一関市東山町の「げいび観光センター」は13日、運営するホテル内にイスラム教の礼拝所を設けた。イスラム教の戒律を守ったハラール対応の食事提供にも乗り出し、東南アジアをはじめとするイスラム圏からの誘客促進につなげる。
 開設初日は、盛岡市や仙台市で暮らすマレーシアなどからの留学生ら約10人を招いた記念式典があった。
 げいび観光センターグループの鈴木真社長は「イスラム圏からの旅行者は増えており、礼拝場所に困る姿も見受けられる。今後は安心して猊鼻渓を楽しんでもらいたい」と語った。
 礼拝所は、ひがしやま観光ホテル1階の売店スペースを約150万円かけて改装して設置。男女別に分かれた2畳ほどのスペースに、アラーの神と預言者ムハンマドを表すカリグラフィーが飾られ、礼拝用マットや身を清める洗い場も完備する。
 参加者は真新しい礼拝所で午後の祈りをささげ、記念写真を撮った。インドネシア出身で仙台市青葉区の大学院生ユニ・ヌルル・アジザさん(27)は「日常生活では学校の階段踊り場やデパートの更衣室を借りて礼拝することもある。こうした取り組みはとてもうれしい」と話した。


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2017年01月15日日曜日


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