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<里浜写景>景勝地に浮かぶ満天の星空

星がきらめく浄土ケ浜。日中の景観美とは違った趣を見せる
浄土ヶ浜に満天の星空

 林立した岩の間に波しぶきが上がる。国の名勝に指定されている宮古市の浄土ケ浜。辺りが闇に包まれたころ、三陸海岸有数の景勝地に満天の星空が浮かんでいた。
 岩肌や砂浜の白と、透き通った海や空の青が描くコントラスト。日中の絶景は広く知られているが、空気が澄んで星がよく見える冬は天体愛好家の隠れた観測スポットとなっている。
 午後11時ごろ、砂浜で人影が動いた。砂浜に三脚でカメラを固定し、レンズを上空に向けている。東北学院大写真部のメンバーたちが撮影に訪れていた。
 「冬の星座を狙った通りの構図で撮れました。気象条件を見ながら何度でも通いたい」。3年の児玉雄太さん(20)は画像を確かめ、満足そうだった。
 夏場は海水浴の家族連れなどでにぎわう浜辺に、静かで緩やかな時間が流れていた。(文と写真 写真部・伊深 剛)

[メモ]浄土ケ浜は東日本大震災後、陸中海岸国立公園など東北の太平洋沿岸の自然公園が再編され、2013年5月に誕生した「三陸復興国立公園」の中心に位置する。地名は江戸期の僧侶がその景観に「極楽浄土のごとし」と感嘆したのが由来とされている。


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2017年01月15日日曜日


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