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<宮城水産高>ホヤ養殖の活性化に一役

ホヤの生産や消費の状況について説明する生徒ら

 宮城県石巻市の宮城水産高フードビジネス類型の3年生4人によるホヤの消費と販路拡大に関する研究が、県内外の中高生が日頃の成果を競う二つの大会で受賞した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後の韓国の輸入規制で打撃を受けた三陸産ホヤ。ダブル受賞に生徒たちは「ホヤ養殖業の活性化に一役買いたい」と意気込む。
 金沢市で昨年11月に開かれた「知的財産に関する創造力・実践力・活用力開発事業成果展示・発表会」。同校は、ホヤ味のみそおにぎり「伊達なホヤむすび」の開発や商品化の取り組みを発表した。
 商標を活用した地元企業との連携などを紹介。アイデアを実践に結び付け、地域活性化に貢献した点が高い評価を受け、全国の専門高22校のうち、最高賞の一つ「優秀活用力賞」を受賞した。
 同12月に仙台市内であった「サイエンスキャッスル2016」東北大会では、ホヤの保存方法の研究が評価された。東北など9都県29校による50の発表のうち、審査員特別賞を受けた。
 石巻専修大と共同で実験した結果、水揚げしたホヤの殻を洗うことで菌の増殖を抑制し、氷や海水がなくても冷蔵庫程度の温度でホヤが7日間生きると判明。洗浄した上でクールタイプの宅配便を使えば、販路の範囲が広がる可能性を示した。地域の復興に役立てたいという生徒の思いも高い評価を得た。
 研究に参加した保原和弥さん(18)は「ホヤは宮城のソウルフード。地域や水産を応援するために学び、地域と一緒に今できることを頑張った結果が評価されてうれしい」と話した。


2017年01月16日月曜日


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