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<躍動若ワシ>「準硬式魂」見せて前へ

大学時代に培った反骨心をばねに、プロでの活躍を誓う

社会人3年を経験した今年の新人最年長。「すぐに1軍で投げなければ、このチームに来た意味がない」と、即戦力の自覚を持ち、練習に臨んでいる。

◎楽天新人紹介 鶴田圭祐投手

 球団史上初にして、プロ球界全体でも珍しい準硬式野球部出身の左腕。「準硬式だから駄目だと言われたくない。結果を出して、『準硬式魂』を見せたい」とプロでの活躍を誓う。
 大学4年間で培った反骨心が原点だ。帝京大には準硬式専用の練習場がなく、平日は監督も不在。練習はアメフット場を午前の授業前に間借りし、メニューは自分たちで考えた。練習ができない夜はスーパー銭湯の調理場でアルバイト。深夜まで刺し身を切ったり親子丼を作ったりして生活費の足しにした。
 プロ野球選手は、一度諦めた道だった。
 香川・藤井学園寒川高では硬式野球部の投手だったが、1年秋に制球難で外野手に転向。強豪大学の選抜試験は受からず「それでも部活で野球を続けたい」と帝京大準硬式の門をたたいた。
 チーム事情もあって再び投手に復帰し、指導者不在の環境が心技両面で成長を促した。3年秋には、硬式より球速が出にくいとされる準硬式で異例の149キロを計測。スカウトが球場に姿を見せるようになり、一度は手放した夢を手中に収めた。
 「監督もいないし環境も整わない中で、バイトをしながらプロになれた。準硬式はなかなか日が当たらないが、自分と同じ立場の人に勇気を与える選手になれたら」と願っている。
 昨夏から硬球で練習を始め、感覚は十分つかんでいる。「プロに入ればスタートは同じ。準硬式出身とか関係なく、がんがん前に出て行きたい」と意欲的だ。(浦響子)

●鶴田圭祐(つるた・けいすけ)ドラフト6位。94年5月12日生まれ。滋賀県出身。180センチ、88キロ。左投げ左打ち。香川・藤井学園寒川高−帝京大準硬式野球部。背番号61。


2017年01月16日月曜日


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