福島のニュース

<ほっとタイム>避難住民と歌通じ絆

仮設住宅の集会所で歌う高橋さん

◎町職員仮設住宅巡りバンド活動

 福島県川俣町保健福祉課職員の高橋愛さん(29)にはもう一つの顔がある。地元のバンド「ザ・シルキーズ」のボーカル。東京電力福島第1原発事故の避難者を歌で元気づけている。
 町内の仮設住宅には、避難指示が続く同町山木屋地区の住民が暮らす。近くの集会所で昨年12月10日にあったクリスマス会にゲスト出演。「愛燦燦(あいさんさん)」などの歌謡曲で会場を盛り上げた。
 バンドは原発事故後、若手の同僚らと結成した。町内のイベントで歌うと、「こっちでも」と声を掛けられ、山木屋地区の住民たちの催しにも通うようになった。
 学生時代は仲間と組んだバンドで、ドラムにも打ち込んだ。音楽好きは変わらず、今も仕事と育児の合間を縫って、バンド活動を続けている。
 「歌を通して山木屋の人たちとのつながりが深まった」と音楽に感謝する。山木屋の避難指示は3月末に解除される。「今度は山木屋地区内で、皆さんと一緒に歌いたい」と笑顔で語る。(福島総局・阿部真紀)


関連ページ: 福島 社会

2017年01月16日月曜日


先頭に戻る