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セッション一体感 全盲のドラマーが授業

佐藤さん(右から2人目)の指導を受け、ドラム演奏を体験する1年生

 大河原町出身の全盲のドラマー佐藤尋宣(ひろのり)さん(36)を招いた授業が13日、白石市南中(生徒46人)であった。
 1年生の10人は、ドラムセットで基本の8ビートに挑戦。両手と右足を規則正しく使う動作に悪戦苦闘したが、佐藤さんは「ゆっくり数字を数えながらたたいてみて」などとアドバイス。うまくできると教室に拍手が響いた。
 リコーダーとピアノ、ドラムで「聖者の行進」も合奏した。めりはりの利いたスティックさばきを披露した佐藤さんは「ドラムは主人公ではないけど、縁の下の力持ち。これからはリズムを意識して音楽を楽しんほしい」と呼び掛けた。
 1年佐藤恵吾さん(13)は「目が不自由なのに、ドラムをやるのがすごいと思った。セッションは盛り上がって格好良かった。音楽の力を感じた」と話した。
 授業を受けた2年生15人は、佐藤さんが長男に読み聞かせられるように、自分たちで点字を打った絵本をプレゼントした。
 網膜色素変性症で弱視だった佐藤さんは21歳で視力を失った。ドラムは高校時代に始め、現在は東京を拠点に活動。障害への理解を広げるための授業や講演にも取り組んでいる。


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2017年01月18日水曜日


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