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旧校舎がおもちゃ美術館に 秋田18年夏開設

おもちゃ美術館として整備する予定の旧鮎川小

 由利本荘市は木製のおもちゃを幅広い世代に楽しんでもらおうと、国登録有形文化財の旧鮎川小を活用した「おもちゃ美術館」(仮称)を2018年7月にオープンする計画を進めている。同様の美術館は東北では初めて。
 市によると、同市の森林総面積は約9万ヘクタールで、市全体の約74%を占める。市内では、豊富な木材を活用した「組子細工」が制作されており、組子細工を使った建具などが高い評価を得ている。
 美術館を通じて地元の木工職人の育成と産業振興につなげるとともに、おもちゃを子育てに生かす「木育(もくいく)」を推進する。
 美術館の基本構想は、「東京おもちゃ美術館」(東京都新宿区)を運営するNPO法人「日本グッド・トイ委員会」(同)が総合監修する。同委員会はおもちゃと遊びによって多世代の交流を促す活動をしており、姉妹館で13年に開館した「やんばる森のおもちゃ美術館」(沖縄県国頭村)の総合監修も担当した。
 市の基本構想によると、04年に廃校になった旧鮎川小の体育館に大型の木製遊具を置き、メイン会場とする。図書室は木製おもちゃの販売スペースとし、家庭科室には工作台を設けておもちゃ作りの体験工房にする。普通教室は赤ちゃんを遊ばせることができる広場にする。
 美術館に設置するおもちゃや遊具は、主に地元の職人に制作を依頼する予定。
 市の担当者は「赤ちゃんからお年寄りまで、木のぬくもりに触れて楽しく交流できる施設にしたい」と話す。


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2017年01月17日火曜日


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