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<女川原発>石巻市 事故時27市町村に避難

 宮城県石巻市は17日までに、東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の重大事故を想定した広域避難計画の概要版をまとめた。避難先は宮城県内27市町村に及び、市独自の避難所運営マニュアルを作成。原発から半径5キロ圏の予防的防護措置区域(PAZ)に入らない牡鹿半島南部は「準PAZ」と位置付けた。
 避難対象は半径30キロ圏を含む市全域の約15万人。避難所は27市町村で300カ所を超える見込み。混乱期の初期段階は避難先の職員が対応するため、開設手順などを記した運営マニュアルを作った。自治体ごとに設ける避難所受け付けステーションと福祉避難所のマニュアルもまとめた。
 準PAZは、原発が牡鹿半島の中央部にある地理的な要因を考慮。半島南部の牡鹿地区や渡波地区の一部、田代島をPAZと同様の扱いとし、安定ヨウ素剤を事前に配布する。
 今回の概要版は県が2014年12月に示したガイドラインに基づく。避難先自治体や県との調整が難航し、策定がずれ込んでいた。
 先行して作業を進めていた牡鹿半島の5キロ圏とその周辺地域の避難計画については、一時集合場所や要支援者対策などを盛り込み、より詳細な内容とした。
 市は24日の市議会総合防災対策特別委員会で詳細を説明する。特別委の意見を踏まえ、年度内に正式な計画をまとめる。完成後は避難先の市町村と協定を結ぶ予定。市の担当者は「避難先自治体が多く、避難所運営にばらつきが出る恐れもある。マニュアルにより混乱を防ぎたい」と話した。


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2017年01月18日水曜日


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