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<宮城インバウンド>動画サイトで魅力紹介

桜満開の柴田町で、桜色の団子を紹介する桜井さん(動画投稿サイト「ユーチューブ」から)

 増え続ける訪日外国人旅行者(インバウンド)。地域の元気につなげたいと、宮城県内でも各地で誘致に知恵を絞る。「ぜひ、おらほに」。まちが、ひとが、宝物が、旅行者を待っている。

◎地元愛拡散 ライフブリッジ(仙台市)桜井亮太郎さん

<名所を巡り投稿>
 「音をわざと立てようとしなくていい。自然と音が出るよ」
 そばをすするのに苦労する英国人男性に日本人男性が英語でアドバイス。桜が満開の宮城県柴田町を2人で散策しながら食や文化を紹介する−。動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿された映像の一こまだ。
 コンビを組むのは訪日外国人旅行者(インバウンド)関連事業会社ライフブリッジ(仙台市)の社長桜井亮太郎さん(43)と、英国人のクリストファー・ブロードさん(26)。ユーチューブで東北の観光名所を発信している。
 2人の出会いは2015年10月。桜井さんが知人から「面白い人がいる」と、山形県酒田市で外国語指導助手(ALT)をしていたブロードさんを紹介された。ブロードさんは日本での生活を家族らに見せるため、趣味でユーチューブのチャンネルを持っていた。

<視聴は54万回超>
 「東北の魅力を発信したい」と考えていた桜井さんが16年1月、ブロードさんを仙台に呼び寄せユーチューブ事業を始めた。これまでに動画8本を制作。最初に作った和牛と温泉旅館の紹介動画は、視聴回数が54万回を超えた。
 ちゃかしたり、突っ込んだりする2人の掛け合いが好評だ。「Cherry Blossom(桜)」「Hot Spring(温泉)」などキーワード検索をすると2人の動画が上位に出てくる。チャンネルには宿泊施設のサイトのリンクを貼り付け、誘導にも一役買う。

<外国人には新鮮>
 動画には現地の人を登場させる。「この人に会いに行きたい」と思わせるためだ。日本人には当たり前の光景が外国人には新鮮に映ることも意識している。今月末には宮城県内で雪をテーマに撮影する予定だ。
 仙台市出身の桜井さんは高校1年の時から海外で10年間暮らし、訪れた国々も30超に上る。それでも「魅力満載の東北が一番だ」と言い切る。
 とりわけ地元の宮城への思いは強いが、「外国人に県境は関係ない。東北他県の観光地も紹介すれば、宮城にも多くの外国人観光客が訪れてくれる」と意気込む。(報道部・相沢みづき)


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2017年01月10日火曜日


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