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<阪神大震災22年>分灯の前 希望語り継ぐ

阪神大震災の発生時刻に黙とうをささげる参加者=17日午前5時46分ごろ、陸前高田市小友町

 阪神大震災から22年を迎えた17日、東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市小友町の気仙大工左官伝承館では、神戸市の「1.17希望の灯(あか)り」から分灯された「3.11希望の灯り」の前で市民らが二つの震災の犠牲者を追悼した。
 希望の灯りの周囲には、同館を管理・運営する箱根振興会のスタッフや市民ら約20人が集まった。献花し、発生時刻の午前5時46分に黙とうをささげた。
 東日本大震災で高校生の長女と母を亡くした盛岡市の会社員岩鼻金男さん(52)は昨年に続いて訪れ、横笛を奏でて冥福を祈った。
 震災後、神戸市の遺族と思いを共有したり、中学校で講演するなどして交流を深めた。岩鼻さんは「娘がつないでくれた縁は、いつまでも切れない」と語った。
 陸前高田市小友町の河野正義さん(60)は震災で姉が行方不明となり、自宅は全壊した。「震災後は阪神の経験を生かした支援があり、本当にありがたかった」と振り返る。震災の語り部を務めており「避難して命を守る大切さを伝えていく」と決意を新たにした。


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2017年01月18日水曜日


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