福島のニュース

<双葉町長選>前回と一転 無投票濃厚

 東京電力福島第1原発事故で全町避難している福島県双葉町の任期満了に伴う町長選は19日、告示される。立候補を表明したのは無所属の現職で再選を目指す伊沢史朗氏(58)だけ。当時の町長に対する町議会の不信任決議に始まる混乱の中、4人が立った前回から一転し、無投票の可能性が高まっている。
 伊沢氏は昨年12月の町議会で立候補を表明。町内の早期除染や市街地再生、復興産業拠点への企業誘致などを公約に掲げる。
 埼玉県に役場が避難中だった前回は、異例の経過をたどった。原発事故対応を巡り、町議会が当時の町長の不信任決議案を可決。町長は対抗して議会を解散しながら、町議選の告示前日に突然、辞表を出した。出直し町長選でも「出ない」「出る」と発言を変え、告示当日に出馬を断念した。
 当時の町長選には一時、6人が名乗りを上げ、立候補した4人のうち2人は町に直接縁がなかった。
 今回は淡々と告示日が近づくが、伊沢氏陣営は「前回が前回だけに何があるか分からない」と引き締める。
 町議選も同時に告示され、定数と同じ8人が立候補の意思を示す。前回も無投票が見込まれたが、告示日午後に想定外の1人が届け出て選挙戦に突入した。
 町長選、町議選とも選挙戦になった場合、投開票は29日。昨年12月1日現在の有権者は5290人。


関連ページ: 福島 政治・行政

2017年01月18日水曜日


先頭に戻る