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<福島第1>凍土遮水壁 海側くみ上げ量低下

 東京電力は17日、福島第1原発の汚染水抑制のため建屋周囲の地盤を凍らせる「凍土遮水壁」について、海側の壁の凍結が進んだ結果、汚染水発生の一因となる地下水のくみ上げ量が3分の1近くに減ったと発表した。
 凍土壁は2016年3月に凍結が始まった。東電によると、凍土壁の海側にある井戸からの地下水くみ上げ量は凍結前、1日当たり平均400トン(15年11月から3カ月間)に上っていた。
 海側の凍結が完了した16年10月以降、せき止め効果が徐々に表れ、11月は同207トン、12月は同171トンに減った。今月1〜15日は同140トンで、6日は過去最少の113トンだった。
 郡山市で17日にあった国や東電などの関係者が廃炉工程を確認する会合で、高木陽介経済産業副大臣は「遮水壁の効果は着実に出ている」と述べた。東電は海側の地盤への雨水浸透を減らすための舗装工事などを引き続き進める。
 凍土遮水壁は山側の5区間以外は凍結が進んでいる。建屋への地下水流入を減らすため、東電は近く、残る区間の凍結開始を原子力規制委員会に申請する。


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2017年01月18日水曜日


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