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トラック業界に新風を 女性視点で活性化

今後の方針を話し合った初の役員会=昨年12月14日、仙台市若林区の宮城県トラック協会

 宮城県トラック協会(仙台市)は今年、運送会社の女性経営者や女性役員らでつくる女性部会の活動を本格化させる。2月に初の全体会合を開き、今後の活動方針を検討する。男性社会のイメージが強いトラック輸送業界に新風を吹き込み、女性の視点を生かした労働環境づくりや人材育成などの変革につなげたい考えだ。
 部会は会員各社の女性社長や女性役員ら54人が加入して昨年秋に発足した。昨年12月、各地区から選ばれた役員9人が出席し、初めての役員会を開催。2月の顔合わせ会合の開催を決め、会員増を目指して県内の事業者に入会案内を配布する方針を確認した。
 役員会では「ボランティアなど部会独自の活動を進めるべきだ」「経営者だけではなく、女性の幹部社員の加入も認めたらどうか」など、積極的な意見が相次いだ。部会長を務める宮城運輸(名取市)の高田登志江社長は「まだ運営は手探りの段階だが、会員一人一人の意見をくみながら進めていきたい」と話した。
 女性部会設立の動きは、2年ほど前に始まった。協会の須藤弘三会長は「かつてのトラック業界は完全な男社会。今は女性の時代で、知性や感性を生かして業界をいい方向に導いてもらいたい」と期待する。
 パワーステアリングの普及などで大型車両も運転しやすくなり、トラック業界への女性の進出は目覚ましい。今春には全日本トラック協会にも女性部会が設立される予定。高田部会長は「われわれの活動が業界のイメージを変え、女性がより活躍できる職場づくりのきっかけになればいい」と話す。


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2017年01月19日木曜日


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