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<躍動若ワシ>潜在能力高い 本格派右腕

潜在能力の高さが魅力。「勝てる投手」を目指す

 東北楽天に育成選手を含め、過去最多の新人14選手が入団した。将来の投手陣の柱と嘱望されるドラフト1位の藤平尚真(神奈川・横浜高)をはじめ、2位池田隆英(創価大)ら好選手がそろった。酉(とり)年入団の期待の若ワシたちを紹介する。

◎楽天新人紹介 藤平尚真投手

 185センチの長身から150キロ超の直球と精度の高い変化球を投げる、高校トップ級の本格派右腕の藤平尚真。星野仙一球団副会長に「田中将大(ヤンキース)ぐらいになる」と言わしめる潜在能力の高さが最大の魅力だ。
 中学3年時に「野球にも生かせる」と取り組んだ陸上の走り高跳びで、わずか2カ月の本格練習で1メートル86を跳び、ジュニア五輪優勝を果たしたほどの身体能力の持ち主。当時から「すごい投手」ともてはやされてきたが、横浜高では3年春まで甲子園未出場など挫折も味わった。
 「『すごい投手』と『勝てる投手』は全然違う。160キロを投げる投手より、130キロでも勝てる投手の方が何十倍も価値がある」
 だから、プロでの目標を聞かれると数字ではなく「チームに貢献できる投手になること」と言い切る。「制球力と走者が出てからの投球が課題。試合で経験を積みたい」と着実に地力を付けようとしている。
 尊敬する横浜高の渡辺元智前監督からは「高校引退後の半年をどう過ごすかで、プロ1年目に結果を出せるかが決まる」と言われた。助言を生かし、引退後も現役時と同じ生活サイクルと練習量を維持。ダルビッシュ有(レンジャーズ、宮城・東北高出)らと同じスポーツジムに通い、けがをしない体づくりにも励んだ。
 あどけなさの残る顔立ちながら、秘める思いは強い。「この世界に入れば年齢は関係ない。周り(の同年代)と同じじゃ絶対に駄目」。プロの覚悟をにじませ、1年目からの活躍を期している。(浦響子)

●藤平尚真(ふじひら・しょうま)ドラフト1位。98年9月21日生まれ。千葉県出身。185センチ、85キロ。右投げ右打ち。神奈川・横浜高。背番号19。


2017年01月19日木曜日


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