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<元警官強盗未遂>懲役2年10月判決「悪質」

 金を奪おうと民家に侵入するなどの犯行を重ね、強盗未遂や公務員職権乱用など七つの罪に問われた元青森県警八戸署地域課巡査長の無職石橋良太被告(26)=八戸市江陽2丁目、懲戒免職=の判決公判が18日、青森地裁八戸支部であり、遠田真嗣裁判官は「警察官の立場を利用した悪質な犯行」として懲役2年10月(求刑懲役5年)を言い渡した。
 侵入した八戸市内の民家で家人の漁業男性に見つかり、包丁を示して「殺すぞ」などと迫った行為について、判決は「財物奪取の意思があった」と認定。強盗目的ではなかったとする弁護側の主張を退けた。
 犯行の動機とされた借金に関し、弁護側は「前の上司のパワハラが原因でオンラインカジノにのめり込んだ」と強調したが、判決は「パワハラがあったとしても、借金をしてまでギャンブルをすることは正当化できない」と述べた。
 その上で「窃盗の被害は大きく、犯行は計画的で執念深い。警察官の立場を利用した公務員職権乱用は、市民の信頼を損ねる悪質な犯行だ」と指摘した。
 判決によると、昨年7月8日、職務で訪問したことがある漁業男性方から現金約68万円を盗んだ。同17日にも同じ家に侵入した際は遭遇した男性に包丁を示して「殺すぞ」などと脅し、金を奪おうとしたが警察官と見破られて断念した。
 同25日には八戸市の会社事務所に窃盗目的で侵入しようとしたほか、同市の30代の会社員女性に性的暴行をするため県警に女性の車を照会させたり、女性方で薬物捜査と偽って服の袖をまくり上げさせたりした。


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2017年01月19日木曜日


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