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<高野病院>常勤医派遣 仕組み構築へ

 東京電力福島第1原発が立地する福島県双葉郡で唯一、入院医療を続ける高野病院(広野町)の管理者と常勤医が不在となっている問題で、県は18日、4月以降に常勤医が不在の場合、県立医大と連携し、常勤医派遣の仕組みを構築する方針を示した。
 広野町で開いた対策会議で説明した。県立医大と県精神科病院協会が13日に、週3日の精神科医派遣を始めたことも報告した。
 管理者については「医療法人の理事に就き、経営に参画する立場になる。行政は経営には関与できず、派遣する常勤医が管理者になることは想定していない」(地域医療課)として、病院側が確保すべきだとの考えを鮮明にした。
 県は現在、原発事故で避難した地域の医療機関に対し、人件費や設備費、赤字補填(ほてん)など運営費の補助を実施。高野病院も対象となっている。新たな財政的支援については、次回以降の会議で検討する。
 高野病院はただ一人の常勤医で管理者だった院長が昨年末、火災で死亡。現在は非常勤医師9人と、「支援する会」の呼び掛けに応じたボランティアの医師が診療している。2、3月は東京都立駒込病院の外科医中山祐次郎氏(36)が院長として常勤する。


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2017年01月19日木曜日


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