福島のニュース

風評払しょくへ 福島の日常を中国に発信

ビニールハウスで野菜を育てる男性(右から2人目)を取材する中国メディア=15日、伊達市

 中国の大手インターネットメディアが13〜16日、福島県の招きで来日し、県内に住む中国人の暮らしぶりなどを取材した。東京電力福島第1原発事故後、中国本土のメディアが福島を取材するのは珍しい。県の担当者は「根強い風評被害を払拭(ふっしょく)する一助になれば」と期待した。
 来日したのは、アクセス数で中国有数のネット番組制作会社「和之夢文化伝播有限公司」。日本各地に住む同胞を観光地などと併せて取り上げる人気ドキュメンタリー番組「私がここに住む理由」を収録した。
 祖母が中国残留孤児だった福島県国見町在住の中国人の農家夫婦に密着。野菜を育てている伊達市内のビニールハウスも訪れ、普段の生活や仕事、原発事故当時の様子などをインタビューした。会津地方にも足を延ばし、喜多方ラーメンの有名店や酒蔵なども取材した。
 南京在住の日本人、竹内亮さんが制作の指揮を執った。計1時間ほどの番組に編集し、2月中旬以降に公開するという。
 竹内さんは「中国では今も多くの人が『福島には人が住めない』と思っている。人々が普通に暮らし、地域ににぎわいがあることを伝えたい」と話した。


2017年01月19日木曜日


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