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震災の記憶伝えたい 被災者の声かるたで紹介

被災者の声をかるたで紹介する企画展

 仙台市地下鉄東西線荒井駅内のせんだい3・11メモリアル交流館で、企画展「街からの伝言板−紡がれたことばたち」が開かれている。東日本大震災の被災者から聞き取った当時の状況や教訓を、かるた形式で親しみやすく紹介。担当者は「仙台が直面した都市型災害を改めて振り返り、次の世代に伝えたい」と話す。
 「一番欲しかったのは石油ストーブ」「ろうそくは光と暖がとれますよね」「コンビニでツケ買い」。会場の壁にA3サイズのかるた46枚が並ぶ。絵札と読み札が表と裏になっており、手に取って鑑賞できる。
 かるたの基になったのは100人以上の被災者の声。市の震災メモリアル・市民協働プロジェクト「伝える学校」の一環で、大学生ら約30人が2014〜15年度に市中心部で聞き取った。絵札は同市出身のミュージシャンKenichi Waga氏が制作した。
 会場では、盛岡市出身の鳥瞰(ちょうかん)図絵師中田匠氏が仙台の中心市街地を描いた縦2メートル、横1.4メートルの鳥瞰図も展示。かるたに採録された被災者の声をどこで聞いたのかを図示している。
 交流館の担当者は「仙台は街の姿が変わり、震災を経験していない市民も増えた。震災の当事者がささいなことでも、震災の記憶を伝えていくことが重要だ」と狙いを語る。
 企画展は2月12日まで。開館時間は午前10時〜午後5時で、月曜休館。入場無料。来館者には数量限定で特製クリアファイルを贈る。2月11日午後2時からは関連のトークイベント「インフラを繋(つな)ぎ直した人たち」を開く。連絡先は交流館022(390)9022。


2017年01月20日金曜日


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