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<E番ノート>スカウトの親心

入団交渉を終え、東北楽天の長島哲郎スカウト部長(右)、後関昌彦スカウト(左)と並ぶ横浜高・藤平尚真投手=2016年11月7日、横浜市西区の横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ

 東北楽天の新人合同自主トレーニング。入団に関わった選手の様子が気になって仕方がないのだろう、練習場にスカウトが集まる。「新人の言動が目に余るときは遠慮なく言ってくれ」。長島哲郎スカウト部長から、こんな言葉を掛けられた。しつけに厳しい保護者のようだ。
 スカウトは時に優しくも、厳しくもなる。長島部長によると、選手の可能性を見いだし、獲得するまでは「ラブコールを送る側」。「プレーだけでなく、性格もいいのかなとか、思いをはせる」という。
 2月のキャンプまで見守ると、次の逸材を求めて各地へ散る。「これからお前たちのライバルを探しに行ってくるんだ。来年負けないように頑張れよ」。長島部長はこう言って、毎年キャンプ地を離れる際、新人たちの尻をたたく。
 今季、過去最多の14新人が加入した。「この中から1人でも2人でも多く活躍してほしいよな」。弱肉強食の世界へと踏み出した新人たちへ向けた長島部長のまなざしは親心に満ちていた。(金野正之)


2017年01月20日金曜日


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