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<倒産>東北3年ぶり増 復興需要過ぎる

 東京商工リサーチ東北支社は、2016年の東北の企業倒産状況(負債額1000万円以上)をまとめた。件数は前年比8.8%増の348件。12年以降、300件台の小康状態が続いているが、3年ぶりに増加した。同支社は「東日本大震災の復興需要がピークを過ぎ、低水準は底を打った。今後は増加基調に転じる」と予想する。
 07年以降の件数と負債総額の推移はグラフの通り。16年の負債総額は前年比2.5%減の734億1700万円。13年以降、700億円前後の水準が続く。
 産業別は建設業70件(前年比22.8%増)、製造業60件(39.5%増)、小売業56件(21.1%減)、卸売業50件(16.3%増)など。復興特需の恩恵を受けていた建設業で倒産が増えるなど10業種中6業種で増加した。
 負債額別で見ると、1000万円以上5000万円未満が145件、1億円以上5億円未満が107件、5000万円以上1億円未満が66件、5億円以上10億円未満が17件。10億円以上は前年より5件少ない13件だった。
 原因別は販売不振が195件、赤字累積90件、放漫経営18件などの順。震災関連の倒産は34件だった。
 県別の状況は表の通り。件数は岩手、宮城、秋田、福島で増え、震災被災地での増加が目立った。福島は件数が1.5倍、負債総額は2.5倍に伸びた。
 主な大型倒産は不動産賃貸業の浜通り旅客運送(いわき市、68億円)、水産加工のシンコー(石巻市、37億円)、眼鏡販売のメガネセンター(仙台市、27億円)などだった。


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2017年01月20日金曜日


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