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<ベガルタ新顔>「怪物」栄光の再現狙う

2桁ゴールが目標の平山

 J1仙台に5人の選手が加わった。顔ぶれは多彩で、上位進出を目指す上で欠かせない存在となる。新天地で活躍を期す新戦力を紹介する。

◎ベガルタ新戦力紹介 FW平山相太

 「サッカー選手として過ごすのは(仙台が)最後になると思う。そういう覚悟で移籍した」。「怪物」は厳しい表情で前を向いた。
 数々の高校サッカー史を塗り替えた。2004年、長崎・国見高3年時の全国高校選手権。2大会連続の得点王に輝き、選手権通算では17得点の新記録を打ち立てた。チームを優勝に導いたエースはその年、アテネ五輪U−23(23歳以下)代表に飛び級で選ばれた。
 筑波大進学後、2005年の在学中にオランダ1部・ヘラクレスに入団。06年にはJ1のFC東京に入った。
 「小学2年の時、ヴェルディ(現東京V)とマリノス(現横浜M)の開幕戦をテレビで見てサッカーを始めた。いつかあの場所に立ちたかった」
 だが、夢舞台のJリーグは苦難の連続だった。度重なるけがに悩まされ、ゴール数は10年の7が最多。ここ数年は控えに回ることが多かった。実績には「全然満足していない」。
 初の国内移籍になったが、一瞬のためらいもなかった。「試合に出て、勝つ時が一番うれしい。それを多く味わいたい」。高校時代の栄光を再現したいという思いがある。
 体力強化を図るさつまキャンプの持久走。平山は息を切らして運動量豊富な若手に食い下がった。「(リーグ戦自身初の)2桁ゴールを決めるのが今季の目標。ゴール前の敵との駆け引きから、味方のクロスに合わせて得点する姿を仙台サポーターに多く見せたい」。怪物の最終章が幕を開ける。(狭間優作)

[ひらやま・そうた] 190センチ、85キロ。背番号9。筑波大中退。オランダ1部ヘラクレス、J1FC東京でプレーした。J1通算168試合出場、33得点。妻、4歳の長男、2歳の長女と暮らす。子どもと家で遊ぶのが息抜き。モットーは「明るく前向きに生きる」。福岡県出身。


2017年01月21日土曜日


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