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<平家琵琶>幽玄な音色を堪能

古川さんが平家琵琶と語りを披露した演奏会

 平家琵琶の音色を楽しむ平曲上演会が19日、名取市増田西公民館で開かれ、市民ら約80人が幽玄な琵琶の音と独特な節回しの語りに浸った。
 前田流平家琵琶相伝者の古川久美子さんが「阿古屋松」「那須与一」の2句を語った。阿古屋松は、藤原実方中将が陸奥守として平安時代に有名だった松を探す際の物語。中将は現在の名取市内で亡くなったとされ、墓が市内にあることから題材に選ばれた。
 語りの合間には、古川さんの夫で東北歴史博物館学芸部長の一明さんが物語の背景などを解説。「西日本の話ばかりだと思われがちだが、実は東北のことも描かれている」と述べた。
 上演会を主催した市民団体「いきいき名取会」の水戸正美会長は「幽玄の世界を味わえた。今後も伝統文化を伝える活動に取り組みたい」と話した。


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2017年01月22日日曜日


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