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<東武鉄道>会津と浅草結ぶ新型特急運行へ

4月から運行するリバティ会津(東武鉄道提供)

 東京・浅草と福島県会津地方を結ぶ特急列車が4月21日、運行を始める。東武鉄道(東京)が浅草−会津田島駅(福島県南会津町)間で、新型特急「500系」(愛称・リバティ会津)を走らせる。乗り換え不要で利便性がアップ。会津地方の自治体は外国人をはじめとする誘客効果に期待を寄せる。
 リバティ会津は併結・分割機能を備える。浅草駅を6両編成で出発し、下今市駅(栃木県日光市)で、東武日光駅(同)に向かう「リバティけごん」と、会津田島行きのリバティ会津のそれぞれ3両編成(定員161人)の列車に分割して運転する。1日4往復。
 リバティ会津は、ともに第三セクターの野岩(やがん)鉄道(同)と会津鉄道(会津若松市)に乗り入れる。浅草−会津田島間は最短3時間9分で快速列車より16分短い。鬼怒川温泉駅(日光市)まで運行している現行の特急利用の場合と所要時間はほぼ変わらないが、乗り換えは不要になる。特急料金を含めた運賃は大人が5350円。
 運行に合わせ、会津鉄道は会津田島−会津若松間でリレー号を走らせる。
 リバティ会津の列車は緑豊かな自然などを表現したデザインで、イタリアの高級車フェラーリを手掛けた工業デザイナー奥山清行氏(山形市出身)が監修した。車体の振動を抑える装置や公衆無線LANサービス「Wi−Fi(ワイファイ)」を取り付ける。
 運行開始に向け、南会津町は観光客の受け入れ態勢を整える。前沢曲家集落、ヒメサユリが群生する高清水自然公園といった郊外の観光地を結ぶシャトルバスの運行、観光ガイドの育成に取り組む。友好都市の東京都台東区や沿線自治体とインバウンド(訪日外国人旅行者)誘致の事業を検討している。
 町総合政策課の担当者は「桜の季節に合わせた運行開始になった。町に来てもらえるような取り組みを進め、地域活性化につなげたい」と話す。


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2017年01月21日土曜日


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