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<躍動若ワシ>恩師2人に感謝 活躍誓う

「大観衆の中で投げるイメージを、いまから持ちたい」と練習に打ち込む

東北楽天に育成選手を含め、過去最多の新人14選手が入団した。将来の投手陣の柱と嘱望されるドラフト1位の藤平尚真(神奈川・横浜高)をはじめ、2位池田隆英(創価大)ら好選手がそろった。酉(とり)年入団の期待の若ワシたちを紹介する。

◎楽天新人紹介 野元浩輝投手

 181センチのしなやかな体から、最速146キロを投げる本格派右腕。将来性を期待される18歳は「プロの世界で野球ができることに感謝し、お世話になった方々に恩返ししたい」と語る。
 中学時代は軟式野球部で捕手と投手の兼任。たまたま登板した試合を長崎県の古豪、佐世保工高の当時の馬場悟監督(45)が観戦し、「淡々と投げ、肘の使い方がうまい」と勧誘。憧れの高校で甲子園を目指す日々が始まった。
 高校2年から、社会人の日産自動車九州(福岡)を指揮した東良一監督(61)が就任。2年秋に「速い球を投げたいあまり、力が入り過ぎていた」というフォームの修正を受け、直球は最速133キロから3年春に146キロに向上した。
 「背筋を伸ばし、リリースの時だけ力を入れる。普通の選手なら3カ月から半年はかかるフォーム修正を、1カ月で完璧にできた。修正能力の高さはプロの世界でも生きるはず」と東監督は太鼓判を押す。野元は「2人の監督に出会わなかったら、今の自分はない」と感謝する。
 普段は物静かな性格。マウンドで打者に向かった瞬間、戦闘モードに切り替える。「星野さん(球団副会長)のような燃える男になりたい」と、さらに心を鍛えるつもりだ。
 「長崎県出身の投手では、広島の今村(猛)さん、大瀬良(大地)さんらがプロ野球で活躍している。自分もアピールし、地元に貢献できるよう頑張りたい」。遠く東北のマウンドから、古里に朗報を届ける。(野仲敏勝)

 ●のもと・ひろき ドラフト7位。98年5月16日生まれ。長崎県出身。181センチ、73キロ。右投げ右打ち。長崎・佐世保工高出。背番号69。


2017年01月22日日曜日


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