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<戦争と平和>沢田サタさん招き討論集会

自身が撮影した写真の前で思い出を語るサタさん(左から2人目)

 ピュリツァー賞を受賞した青森市出身の戦場カメラマン沢田教一(1936〜70年)の妻サタさん(91)=弘前市=を招いた討論集会が21日、青森市で開かれ、来場した約200人の聴衆とともに戦争と平和について考えた。
 集会ではサタさんと、青森中央学院大に通うベトナム人留学生2人が登壇。サタさんは沢田の受賞作「安全への逃避」について「新聞に掲載されたときに初めて見た。兵士がいない写真だったので、ほっとした部分もあった」と明かした。
 サタさんはベトナム戦争終結後の1980年代に同国を訪問し、笑顔あふれる子どもたちを撮影した。
 サタさんは「平和になったらベトナムの風景や人々を撮ろうと沢田と約束していた。(激戦地で銃弾に倒れた)沢田になった気持ちで撮った」と振り返った。
 昨年夏にも同国を訪問したことに触れ「東京のように都会になっていて驚いた。戦争は破壊。平和になってよかった」と語った。
 参加した同大2年グエン・ザ・バオさん(19)は「沢田が撮影した米軍兵士の写真が印象に残った。サタさんの話や写真を通じて戦争の残酷さを知ってほしい」と述べた。


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2017年01月22日日曜日


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