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震災犠牲ALT後輩 和太鼓体験し交流深める

太鼓の演奏に取り組む大学生たち

 宮城県石巻市の小中学校で英語を教え、東日本大震災で犠牲になった米国人外国語指導助手(ALT)テイラー・アンダーソンさん=当時(24)=の出身大学の学生が22日、石巻市の石巻専修大を訪れ、和太鼓の演奏を体験するなどして交流した。
 訪れたのは米バージニア州のランドルフ・メーコン大の学生ら19人。美里町を拠点に活動する邦楽ユニット「エムズ・ジャパン・オーケストラ」のメンバーから和太鼓の説明を受け、ばちを手にワークショップに取り組んだ。
 2年のアージュン・ドラキアさん(20)は「太鼓をたたいたのは初めてでエキサイティングだった。とても興味深い文化。もっと太鼓を知りたくなった」と語った。
 テイラーさんは、石巻日高見太鼓に入って太鼓を学んでいた。震災の前日にも練習に取り組んでいたという。オーケストラのプロデューサーを務める千葉秀さん(52)=美里町=は「テイラーさんが好きだった和太鼓を後輩にも伝えたかった」と話した。
 ランドルフ・メーコン大と石巻専修大は「日米の懸け橋になりたい」とのテイラーさんの夢を次代につなぐため、交流事業を展開している。
 学生らの一行は今月7日から東京、京都、広島などを訪問。22日は復興した女川町の商店街や、津波で被災した石巻市渡波地区などを視察した。25日に帰国する。


2017年01月23日月曜日


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