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いのちの電話が「SOS」 仙台で相談員減少

電話で打ち明けられる悩みに耳を傾ける相談員=2015年8月

 自殺防止を目的に、年中無休、24時間体制で電話相談に応じている仙台市の社会福祉法人「仙台いのちの電話」が、新年度に実施する相談員養成講座の受講生を募集している。高齢化などから現役の相談員が引退する一方、新規の応募者は年々減少傾向にあり、事務局は体制強化の担い手を求めている。
 仙台いのちの電話は市内の電話センターと、東日本大震災後に開設した石巻分室の2カ所を運営。相談員約200人が、電話やメールで年間約2万件の相談を受ける。相談のうち1割は自殺をほのめかす内容が含まれているという。
 相談員はボランティアで月2回、1回当たり3時間活動する。深夜も交代で常に相談を受けられる体制を目指しているが、相談数に対し相談員が足りず「つながらない」といった苦情も多く寄せられる。
 相談員育成のため毎年開催する養成講座の応募者は減少傾向で、定員に達しない年もある。1982年11月の開設当初から活動しているベテランもいるが、高齢化による引退や個人の事情で活動を休止するケースが出ている。
 事務局は「悩みに耳を傾けることで自分の人生を見つめ、身近な人への感謝が深まる。『大変だけど、やって良かった』との声は多く、支え合える仲間も得られる」とやりがいを語る。
 応募資格は22〜65歳ぐらいの健康な男女で、月2回の活動と年10回のグループ研修に参加できることが条件となる。4月から1年4カ月、仙台か石巻で月1〜4回の研修を受ける。
 費用は4万円(宿泊研修費が別途必要)。希望者は申込書に参加動機と自分史を添えて送る。募集期間は2月28日まで。連絡先は事務局022(718)4401。


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2017年01月23日月曜日


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