宮城のニュース

<エコラの日々>生ごみ減量

絵・木下亜梨沙

 仙台市民1人1日当たりの家庭ごみ排出量は450グラム。うち生ごみは31.3%、リサイクル可能な資源物は48.1%、その他が20.6%(2014年度)だそうです。資源物を分別すればごみ量はかなり減り、さらに生ごみも出さなければ相当な減量になります。
 私は8年前、生ごみを家庭ごみに出すのをやめました。堆肥作りを始めたからです。
 以前、仙台市の補助で屋内型堆肥化容器や段ボールでの堆肥作りに取り組んだことはありましたが、かき混ぜを怠ったため失敗しました。屋外型コンポストも、庭で犬を飼っていたので生ごみの臭いに反応しそうで断念していました。
 そんな折、リサイクル展で「洗濯用ネットを使った段ボール堆肥作り」に出合ったのです。段ボールの中に洗濯用ネットを入れ、その中に腐葉土と薫炭と生ごみを入れる方式です。
 推奨する仙台生ごみリサイクルネットワークによると、ネットの端をつまみ、それを何回か繰り返すと楽にひっくり返って中身も自然にかき混ぜられるということでした。1、2日忘れても大丈夫。ずぼらな私にもできそう。というわけで早速、材料を調達してやってみました。
 初めの数日、ネットの中の生ごみは元の形のままでしたが、数日後には一面に白いカビが出ました。成功の証しです! 翌々日には生ごみの形がなくなり、続けて入れてもネットが満杯になることはありませんでした。分解の不思議です。
 それ以来、生ごみを家庭ごみに出すことはなくなりました。収集日ごとにごみ袋を出さなくてもよいというおまけ付きです。
 ご近所の方にも体験していただきたくて、町内会を通し、公園で実践説明会をしました。10人ほどが集まり、試みた方もいましたが、その後は残念ながら「庭に穴を掘って埋めている」「ネットを持ち上げると腰がつらくて、今はごみに出している」とのこと。仕方ないですね。それぞれの暮らしに合わせてできる範囲で、と思います。
 かくいう私も、愛犬が昨年亡くなったので、庭の空いたケージで堆肥作りをしています。枯れ葉の上に土、生ごみ、枯れ葉、土…と重ねる方法です。寒い時季はこんな適当な方法でも大丈夫ですが、春になったら生ごみが臭わないよう工夫が必要と思っています。
 皆さんも自分なりのごみ減量を考えてみませんか。
(ACT53仙台・岡 菜実)


2017年01月23日月曜日


先頭に戻る