青森のニュース

<全日本卓球>水谷 史上最多9度目V

男子シングルス決勝 吉村和を破り、史上最多9度目の優勝を飾った水谷

 卓球の全日本選手権最終日は22日、東京体育館で行われ、男子シングルスは水谷隼(ビーコン・ラボ、青森山田高−明大出)が初の決勝進出となった吉村和弘(愛知工大)を4−1で下して4連覇を達成、単独史上最多9度目の日本一に輝いた。

 ▽男子シングルス準決勝
水谷(ビーコン・ラボ) 4−2 平野(協和発酵キリン)
吉村(愛知工大) 4−3 吉田(グローバル・アスリート・プロジェクト)

 ▽同決勝
水谷 4/9−11/1 吉村
     11−7
     11−8
     13−11
     11−6

◎「勝って当たり前」苦しみながら頂点

 歴史を塗り替えても派手なパフォーマンスは見せなかった。水谷が男子シングルス決勝で吉村和を破り、史上最多9度目の優勝。「最後まで勝ち残らなければいけない重圧から解放された」。日本のエースは苦しんだ末に頂点に立った。
 リオデジャネイロ五輪で個人初のメダリストとなり、今大会は五輪団体戦で共に戦った丹羽(明大、青森山田高出)と吉村真(名古屋ダイハツ)が準々決勝に残れなかった。「勝って当たり前。負けたら練習しなかったと言われる。ハイリスクノーリターン」。置かれた立場の厳しさを誰よりも痛感していた。
 準決勝と決勝を控えた前日の記者会見で「負けるかもしれない」とあえて発言し、自らに言い聞かせた。実際に準決勝は最初の2ゲームを奪われ、第3ゲームも1−4と追う展開。「挽回は厳しくなる。もう一度、これからだ」。覚悟をしていたから盛り返せた。
 11大会連続で決勝に進み、この間、5連覇と4連覇を成し遂げた。強さの理由は「他の選手と圧倒的な差がある。修羅場をくぐって、世界のトップとたくさん試合をした。経験が違う」と自信を持って言い切る。
 キャリアの終着点を3年後の東京五輪に定めた。「僕が引退した後、弱い日本に戻ったら困る」。1強より、若手の突き上げを望んでいる。(剣持雄治)


2017年01月23日月曜日


先頭に戻る