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<ベガルタ新顔>勝負の年完全燃焼期す

「全試合出場が目標」と意欲的に練習する中野

 J1仙台に5人の選手が加わった。顔ぶれは多彩で、上位進出を目指す上で欠かせない存在となる。新天地で活躍を期す新戦力を紹介する。

◎ベガルタ新戦力紹介 MF中野嘉大(23)

 「サッカー人生の目標地点は、何も決めていない。勝負の年になるこの1年間で、全てを出し切ることしか考えていない」。言葉に力がこもる。
 筑波大を経て、2015年にJ1川崎に入団。初年の第2ステージ中盤以降にレギュラーを奪い、8試合に先発出場、1ゴールを記録した。だが、さらなる活躍が期待された昨季、先発入りはわずか1試合。不完全燃焼に終わった。
 父正市さん(58)からの叱咤激励が胸に突き刺さる。「もう後がないと思え。この1年が勝負だぞ」。厳しいプロの世界。1年の期限付き移籍とはいえ、川崎で来季プレーできる保証はない。「外に出された意味は理解している。『中野の活躍で、仙台は上位に進出できた』。こう思われるようなインパクトを残さないといけない」。危機感を漂わせる。
 さつまキャンプでは連日、強い覚悟を示すように精力的に動き回る。約70メートルを2往復、決められた時間内で8回走る22日のシャトルランでは、他の選手を引き離して先頭でゴールした。
 前線でワンツーパスを介し複数の敵を置き去りにするドリブルが得意だ。味方との、あうんの呼吸が欠かせない。キャンプでは仲間に積極的に話し掛けて交流を図っている。
 他クラブからの誘いもあったが「攻撃の要として活躍できる可能性が高い」と仙台を選んだ。「全試合に出場することが目標。攻撃の良さを出し切って勝利に貢献したい」。鋭い眼光で開幕戦を見据える。(狭間優作)

[なかの・よしひろ]176センチ、66キロ、背番号23。趣味はボウリングで、ベストスコアは240。野球漫画も好き。理由は「配球を読み合う打者と捕手、投手間の心理戦が面白い」。研究熱心な性格で、最近は小麦を極力摂取しない食事療法を実践する。鹿児島県出身。


2017年01月24日火曜日


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