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<高齢者虐待>山形で過去最多 介護中が過半数

 山形県内で2015年度に確認された高齢者への虐待は前年度より9件多い計194件で、過去最多となったことが23日、山形市で開かれた「県高齢者・障がい者虐待防止県民会議」で報告された。障害者への虐待は、前年度より6件少ない13件だった。虐待に対する認識が広まり、通報が増えたことが件数増加の要因とみられる。
 高齢者への虐待のほとんどは家庭内で起き、190件(被虐待者198人)を占めた。前年度に比べ、7件(7人)増えた。施設での虐待は前年度から2件(6人)増え、4件(8人)となった。
 家庭内の虐待の被害者は女性が142人、男性が56人。介護保険の認定を受けている人は130人に上り、65.7%を占めた。そのうち、認知症の症状がある人は94%だった。
 虐待をしたのは、息子が41.1%と最も多く、夫18.7%、息子の配偶者12%が続いた。被害者の介護を主体的に行っている人が53.2%を占め、中でも介護の協力者がいない人は49.6%に上った。
 障害者への虐待の内訳は家庭内が11件(11人)、施設が2件(2人)だった。
 県健康長寿推進課の小林敏子課長補佐は「増えている実態を重く捉え、男性を対象とした企業内での介護研修実施などを検討していきたい」と話した。


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2017年01月24日火曜日


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