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<東北電>計画撤回の原発用地 町に無償譲渡

上空から見た浪江・小高原発の計画地。左上は南相馬市小高区浦尻、右上は福島県浪江町棚塩=2013年12月24日

 東北電力は23日、新設計画を撤回した浪江・小高原発(福島県浪江町、南相馬市)の旧予定地のうち、浪江町側の敷地を町に無償譲渡する方針を明らかにした。町は東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が解除された後、ロボットなど先端産業の誘致による雇用創出エリアとして活用する予定。
 東北電によると、対象は旧予定地の計約135万平方メートルのうち浪江側約120万平方メートル。現在は避難指示解除準備区域で、除染が既に終わっている。
 浜通り地方では、県が研究拠点を集積する「イノベーション・コースト構想」を計画。浪江町には小型無人機「ドローン」などの訓練用滑走路を設ける方向だ。
 町は年度内に第2次復興計画を策定する予定。中間報告では関連産業誘致に向け、旧予定地を雇用創出エリアと位置付けている。馬場有町長が今月10日、東北電に無償譲渡を要望した。
 東北電の原田宏哉社長は「用地の利活用を自治体と相談しながら検討してきた。町や福島の復興と将来の地域発展に貢献したい」との談話を出した。
 浪江・小高原発の建設計画は1968年に発表された。計画出力は82万5000キロワット。原発事故後の2011年12月、浪江町と南相馬市の両議会が誘致撤回を決議。東北電は13年3月、計画撤回を表明した。
 旧予定地を含む浪江町の避難指示について、政府は帰還困難区域を除き、3月末の解除案を示している。


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2017年01月24日火曜日


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