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女性の貧困の要因探る 仙台で公開講座

諸外国の状況と比較しながら、日本女性の貧困問題について考えた講座

 深刻な社会問題となっている女性の貧困について考える公開講座が21日、仙台市青葉区のエル・パーク仙台であった。「貧困と女性」と題した講演で、東大社会科学研究所の大沢真理教授が日本女性が直面する貧困の実態を諸外国の状況と比較しながら解説した。
 講座には市民ら約80人が参加。大沢教授は2012年以降、非正規雇用者の比率が正社員を上回ったことや、非正規雇用者の中で女性の占める割合が男性に比べ圧倒的に高く、所得格差も広がっているとのデータを提示。日本の税と社会保障制度について「貧困を減らすはずの所得の再分配の効果が低く、貧困を助長している」と指摘した。
 高所得者や資産家、法人優遇の税制も問題だとし、「高所得者への課税を強化し、累進性を回復することが重要になってくる」と強調した。
 会場からは「安倍晋三内閣が掲げる『1億総活躍社会』の現実がよく分かった」といった意見が出された。


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2017年01月26日木曜日


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