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<躍動若ワシ>三振でねじ伏せる力投派

打者の空振りを誘う多彩な変化球が魅力。「一番の決め球はスライダー」と自信をのぞかせる

 東北楽天に育成選手を含め、過去最多の新人14選手が入団した。将来の投手陣の柱と嘱望されるドラフト1位の藤平尚真(神奈川・横浜高)をはじめ、2位池田隆英(創価大)ら好選手がそろった。酉(とり)年入団の期待の若ワシたちを紹介する。

◎楽天新人紹介 菅原秀投手

 最速151キロの直球と縦の変化球の組み立てで三振を奪う力投派のスタイルは、チームの大黒柱・則本を思わせる。新人合同自主トレーニングでは2日目に高梨(JX−ENEOS)と共にブルペン一番乗りして、首脳陣にアピールした。
 J1G大阪の地元・大阪府吹田市の出身。小学生まではサッカー少年だったが、けがもあって中学から野球に転向した。中学3年で覚えたナックルカーブを武器に福井工大福井高3年の夏に甲子園出場した。
 大体大に入学後は、縦、横2種類のスライダーを習得し、投球術を磨いた。4年秋の阪神大学リーグは6試合に登板して5勝0敗、防御率2.06でチームの優勝に貢献し、MVPを受賞した。
 直後の関西地区大学選手権は2試合で30奪三振と驚異的な記録を残した。「自分は気持ちを出すタイプ。(イニングの)最後は打ち取るより三振で終わる方が、気持ちが高まる」と三振への思いを口にする。
 そのスタイルはプロでも貫くつもりだ。ドラフト指名後は体重を8キロ増やし、生命線の直球の球威を高めた。今月15日には大体大のOB会で、先輩の上原浩治投手(大リーグ、カブス)から直々にスプリットボールを伝授され、キャッチボールで習得に励む。
 制球に課題は残るものの、首脳陣からは中継ぎの即戦力として高い期待がかかる。本人も「与えられた場所で試合に出たい」と意欲的。コボパ宮城のマウンドで、1年目から打者を三振でねじ伏せる投球を思い描く。(浦響子)

●菅原秀(すがはら・しゅう)ドラフト4位。94年4月5日生まれ。大阪府出身。183センチ、78キロ。右投げ左打ち。福井工大福井高−大体大。背番号45。


2017年01月25日水曜日


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