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<政宗生誕450年>名将ルーツ舘山城跡PR

舘山城跡の入り口に、伊達政宗生誕450年を祝福する大型看板を掲げた保存会のメンバーら

 今年は仙台藩祖伊達政宗の生誕450年の節目。これを記念し、ゆかりの地である米沢市の舘山城跡を保存する市民の会が盛り上げを図っている。城跡近くに祝福の大型看板を設置し、伊達家の歴史などをまとめたガイドブックも製作中。米沢で生まれ育ち「独眼竜」の異名を持つ名将やその系譜をたたえながら、昨春に国史跡に指定された舘山城跡をPRする。

 大型看板は昨年12月29日、舘山城跡の入り口付近に立つ木造小屋の壁面上部に取り付けられた。縦約1メートル、横9メートルで、「平成29年 祝 伊達政宗公生誕450年」の文字が遠くからでも読み取れる。地元の歴史愛好者で組織する「舘山城保存会」(松浦衛会長)が設置した。
 保存会が発足したのは、国史跡指定のきっかけとなった米沢市の舘山城跡発掘調査が始まった2010年。会員は現在、約120人いる。これまで城跡での説明会開催や案内板設置、見学者への飲み水提供などをボランティアで行ってきた。
 保存会が昨秋から製作を進めるガイドブックは、携帯しやすいサイズで約50ページ。発掘調査結果をはじめ、舘山城跡を中心とした伊達家の軌跡を専門家らが解説し、現地の見学スポットを地図、写真入りで紹介する。今月中にも500部ほど製本し、一部を販売する計画という。
 保存会事務局長の小野里一栄さん(76)は「節目の年を祝いつつ、伊達政宗のルーツである舘山城を広く知ってもらいたい。生誕の記念行事が各地で行われるなら、ゆかりの地同士の交流事業も計画したい」と話す。
 戦国武将で仙台藩祖の政宗は1567年、米沢に生まれた。舘山城は晴宗、輝宗、政宗の伊達家3代が米沢支配時代(1548〜91年)に関わった。3代の本拠地だったとみられるが、文献の裏付けが少ない。2010年度から5年間の発掘調査で、後に米沢藩を治めた上杉家の関わりも明らかになった。


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2017年01月25日水曜日


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