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<奮闘お笑い芸人>サンド 競い合い武者修行必要

<サンドウィッチマン>東京に出て行ったのは仙台で仕事したかったから
<サンドウィッチマン伊達みきお(42)>仙台に「富沢劇場」をつくりたい
<サンドウィッチマン富沢たけし(42)>しばらくワッキーさん引っ張って
<笑いの土壌なかった土地環境ずいぶん良くなった>2001年、名取市でのライブ終演後。後列右から2人目から富沢、伊達、ワッキー貝山。前列左から2人目は気仙沼市出身のマギー審司

 「M−1グランプリ」(2007年)で頂点に立った仙台市出身の「サンドウィッチマン」が活躍し続けている。伊達みきお(42)と富沢たけし(42)に、地元仙台のお笑いや後輩芸人に寄せる思いを聞いた。

◎サンドウィッチマンに聞く

 −M−1で優勝してから、すごい売れっ子ぶりです。
 伊達みきお 何のために東京に出たかと言えば、大好きな仙台で仕事がしたかったから。今は、新幹線で仙台に来て仕事ができる喜びがある。頭を下げて仕事を頂くのと、向こうからのオファーでは内容が全く違ってくる。心に余裕ができるし、面白いことを存分にやれる。
 富沢たけし あっちである程度実績を出さないと、こっちでも仕事はもらえないという思いがあった。

 −東京で下積みを重ね、結果を出しました。
 富沢 当時は仙台に仕事がなく、東京に出て行くしかなかった。
 伊達 東京は今も仙台の何十倍も競争が激しい。周りの芸人がコーンと行って脚光を浴びれば、「よし俺も」となる。刺激はものすごく大事。東北、仙台には奥ゆかしい地域性がある。僕らにも言えるが「俺が俺が」ではなく、「あ、どうぞどうぞ」って。それは直らない気がする。子どもの頃からすごいお笑いに囲まれた関西とは違う。育ちがね。

 −仙台の現状をどう見ますか。
 富沢 ティーライズ(仙台市のプロダクション)の功績は大きい。仙台の人は照れ屋で、声を出して笑う感じじゃなかった。お笑いに触れる環境はずいぶん良くなった。
 伊達 お笑いの土壌がなかった土地で、食える芸人が出てきたのはすごいし、うらやましくもある。毎月、ライブにお客さんが150人も入るのはすごい。だから、ティーライズから誰かスターをつくらないと駄目でしょう。

 −芸人たちにメッセージを。
 伊達 競い合わないとうまくならない。野球で言えばメジャー志向。東京で挑戦しないと。結果を出さないと単価も上がらない。M−1で落ちて、どう思っているか。アウェーを理由にしてたら、ちょっと厳しい。
 富沢 本人がどうしたいのかに尽きる。野心があるかないか。仙台にいてもいいし、さらに上を目指すのもいい。ただしアウェーでウケる力を養うには、武者修行が必要だろう。自分たちも東京などでは、今も全てがアウェー。

 −仙台のお笑いの今後は。
 伊達 いずれは地元に劇場をつくって恩返ししたい。東京では毎日至る所でお笑いライブをやっている。桜井薬局(セントラルホール、青葉区)のような場がいくつかあっていい。名前は「富沢劇場」。(笑い)
 富沢 そこで満足してしまう若手が出てくるかもしれないけど、次のステップに行く段階に入っているかなとは思う。しばらくは頼れる先輩、(仙台市出身のタレント)ワッキー貝山さんに引っ張っていってほしい。兄貴分ですから。
(敬称略)


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2017年01月26日木曜日


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