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<宮古市>津波避難ビル 民間医院と協定

津波避難ビルの協定を結んだ後藤泌尿器科皮膚科医院

 宮古市は25日、市中心部の後藤泌尿器科皮膚科医院の建物を津波避難ビルとして活用することを盛り込んだ協定を同医院と締結した。津波発生時、逃げ遅れた人や迅速な避難が難しい高齢者を一時的に受け入れる。市が津波避難ビルの協定を結ぶのは初めて。
 同医院の建物は鉄骨5階と4階の2棟で、高さは5階建てが17メートル。緊急避難場所となるのは3階の食堂と4階の会議室で、63人を収容できる。建物内には市が用意する24時間分の水、防寒着、携帯トイレ、発煙筒を備蓄する。
 立地場所は海から約1.5キロ離れている。東日本大震災の津波では約2メートル浸水したが、避難した住民ら約200人を受け入れた。
 市役所で調印式があり、山本正徳市長は「津波避難ビルは住民の命を守るとりで。官民一体となって防災の取り組みを進める」と話した。後藤康樹副院長は「災害がないことを祈るが、もし起きたときには市民の役に立ちたい」と語った。
 市は高台が遠く避難に時間がかかる市中心部と磯鶏地区で、津波避難ビルを指定する方針。他に3カ所のビルで所有者と指定に向け調整している。


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2017年01月26日木曜日


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